本ページはプロモーションが含まれています

警備員の仕事ってどんな感じ?【メリット・デメリット】

2021年1月7日

ども まことじいさんです。

街中や工事現場でよく見かける警備員ですが、仕事として実際のところどうなのって思いますよね

じいさんは飲食業界で長く働いていたのですが、全く別業種の今の仕事に就くまでの数年間は派遣やアルバイトなどでいろんな業種を経験しながら食いつないできました。

中でも面白かったのは警備員の仕事でした。
今日は警備員の仕事について経験した出来事やメリット・デメリットについて話したいと思います。

警備業の種類

皆さんが警備員と聞いてイメージするのは、交通誘導や施設を巡回する人といった感じでしょうか。

実は警備員の仕事は、業務内容によって大きく4種類に分かれます。

  • 1号警備業務は施設警備です。施設の中を見回る巡回警備や施設への人の出入りを監視する常駐警備、監視カメラなどで施設全体を監視する機械警備などがこれにあたります。
  • 2号警備業務は雑踏警備です。工事現場や駐車場での交通誘導やイベントなどでの人込みにおいて事故などが起こらないよう誘導する業務です。
  • 3号警備業務は輸送警備です。現金や貴金属を輸送する際に基本的に複数人で行う警備です。
  • 4号警備業務は身辺業務です。要人警護などのボディーガードと呼ばれる業務です。

この中で求人誌などで募集されているのは主に1号警備業務と2号警備業務です。

この二つの警備業務については特別なスキルや資格は必要ありません。

就業前に4日間ほどの新任研修(給与あり)を受ければ、基本的には18歳以上なら、誰でも警備員になることが出来ます。

ただし欠格事由に該当する人は警備員になることは出来ません。

欠格事由

  • 破産者で復権していない人
  • 刑務所を出所してから5年以内の人
  • 警備業法に違反し罰金刑を受けてから5年以内の人
  • 直近の5年以内に警備業法の重大な違反をした人
  • 反社会的勢力と関りがある人
  • 薬物やアルコール依存症の人
  • 心身の障害のよって警備業務を適切に行うことが出来ない人

アルバイトでも採用前にしっかりと身辺調査をされるので隠しても多分ばれます。

じいさんは、前の勤務先に連絡されて、過去5年間の勤務状況を確認されましたし、法務局に問い合わせる為の同意書も提出しました。

また、勤務前の健康診断の際は、薬物などの検査もされました。

メリット

警備員になると半年に一度は現任研修を受けるのですが、実務に即した研修なのでいろんな知識を身に付けることが出来ます。

AEDの使い方などの人命救助の応急処置や、消火器や消火栓などの防災設備の使用方法など普段の生活の中でも役に立つような知識も学べますし、護身術など身を守るための教育も受けることが出来ます。

しかも、研修とはいえ業務の一環なので、給料もきちんと出ます。

デメリット

基本的に不特定多数の人と対面する仕事なので、他人と接するのが苦手な人には辛いかもしれません。
また、交通誘導の仕事は、天候に左右されやすいので、急に休みになったりして収入が不安定な面もあります。

慢性的な人不足の業界なので、会社の規模にもよりますが、休みが取りづらいところもあると思います。

業務の選び方

どのような仕事でもメリット・デメリットは存在しますので、各人の捉え方次第なところもあります。

また、担当する仕事をきちんと選べば希望に近づけることも出来ます。

安定を求めるなら、施設警備で常駐の交代勤務を選択すれば、とりあえず定期的に仕事に入れますし、シフト制で希望勤務時間を選べる場合もあります。

また、体力にあまり自信がない場合は、守衛業務なども良いかもしれませんが、収入的にはあまり高くない場合が多いです。

とにかく早急にお金が欲しい、すぐに働きたい場合は、交通誘導などの雑踏警備業務は常に募集していますし、週払い・日払いの仕事もあります。

まずは、自分の希望と求人内容を、よく確認することが大事です。

将来性

現在、警備業務の需要は高まっており担当する業務も拡大しています。

今まで警備員が担当してこなかったような、特殊な案件も増えていますし、情報管理などに対するセキュリティー意識の高まる中で、小規模な施設でも警備員を配置するところも多いです。

経験を積み資格を取得するなどすれば、キャリアアップも出来るでしょうし、携わることの出来る業務も増えるので、今のところ安定していると言えます。

また人工知能の発達により今後なくなっていくと予想される仕事も多い中、現状では全てを機械化しにくい業種ではあるかもしれません。

まとめ

一時の収入を確保するためと考えれば、アルバイトとしては悪くはないかもしれません。

じいさんも一年だけでしたが施設警備を通して結構おもしろい経験が出来たし、精神的にも肉体的にもキツイ仕事もありましたが、得るものも多かった気がします。

もし本格的に仕事として取り組むのなら、若いうちにに大手の警備会社に正規社員として就職することをお勧めします。

資格の取得に関しても支援体制が、小規模な警備会社とは全然違いますし、積めるキャリアの幅も段違いですので、特に3号警備や4号警備に興味がある方は、大手の方が確実です。

現在、警備員の平均年齢は60歳以上と言われています。つまり1号警備や2号警備は体力と認知機能が衰えていなければ、リタイアしたお年寄りでも出来る仕事ということです。
安全を守る仕事として誇りとやりがいを感じる人で向上心を持って取り組める人以外は、長く続けられる仕事とは言えないかも知れません。

今のところ求人自体はたくさんありますし、募集案件によっては寮完備であったり高時給だったりしますので、もし興味があるのなら実際に一度経験してみてはいかがでしょうか。案外合うかもしれませんよ。

もしこの記事が誰かの役に立てば幸いです。