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【戒名の位って?】お布施の相場について

2021年2月2日

ども まことじいさんです

お布施ってどのくらい包めば良いのか、初めてだと戸惑ってしまいますよね。

じいさんが母を亡くした時は、枕経から通夜・葬儀、初七日の法要までの一式で、菩提寺の僧侶へお渡ししたお布施は40万円でした。
じいさんが喪主を務めた際は、菩提寺の住職からはっきりと金額を提示してもらえたので良かったですが、「お気持ちの分だけで結構です。」なんて言われたら、頭を抱えちゃいますよね。

一般的に、葬儀一式を執り行ってくれた僧侶に渡すお布施の相場は、30~50万円ほどと言われていますが、戒名の位や菩提寺の宗派内での位置づけ、檀家としての立場によって違いが出てくるようです。

相場が分かっていれば極端に高額な請求をされたり、少なすぎて後から親族から文句を言われなくて済みます。宗派別の戒名の位や、金額の相場などについて話したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

宗派ごとの戒名の位とお布施の相場

  • 浄土宗…信士・信女30~50万円、居士・大姉50~70万円、院信士・院信女70万円以上
  • 真言宗・天台宗…信士・信女30~50万円、居士・大姉50~70万円、院信士・院信女80万円~100万円、院居士・院信女100万円以上
  • 日蓮宗…院信士・院信女30~50万円、院居士・院大姉100万円以上
  • 浄土真宗…釋・釋尼20万円以上、院釋・院釋尼50万円以上(浄土真宗では戒名ではなく法名といいます)
  • 臨済宗…信士・信女30~50万円、居士・大姉50~80万円、院居士・院大姉100万円以上
  • 曹洞宗…信士・信女30~50万円、居士・大姉50~70万円、院信士・院信女・院居士・院大姉100万円以上

上記が大体の相場ですが、寺院によって多少の違いがありますので、不安でしたら直接僧侶に尋ねても失礼にはあたりません。
もし答えてくれないようでしたら、相場の範囲で渡せば良いと思います。

どうしても僧侶に聞きづらいと感じる方は、葬儀社に相談すれば大体の目安を教えてくれます。

新しくお墓を建てる場合はどの戒名を選んでも自由ですが、先祖代々のお墓に入る場合は先祖より位の高い戒名はつけられません。
また、夫婦は戒名の位を揃えるのが一般的です。

寺院の格式による違い

寺院は一般的に末寺から一宗一派をまとめる本山、所属の末寺をまとめる大本山・別格本山、宗派の本山をとりまとめる総本山の順に寺格が上がっていきます。

寺格が上がるにつれてお布施の相場も上昇する傾向があるようです。

檀家と一般信徒の違い

かつての寺請制度から始まったといわれる檀家制度ですが、最近では世帯主以外はあまり意識することも無くなってきています。

檀家とは、特定の寺院に所属し、日常からお寺の維持管理に協力している家ですが、自分の家が檀家なのかどうか知らないという方も増えています。

自分の家のお墓がお寺の敷地内にある場合は、檀家であることが多いです。

じいさんの家は公営墓地にお墓がありますが、菩提寺との付き合いが長いこともあって、準檀家ような扱いをして頂いている一般信徒です。

普通の檀家のお布施の相場は一般信徒と変わりませんが、檀家を取りまとめる檀家総代などの場合は、戒名の位も高くなることが多いので、お布施も少し高めになる傾向があるようです。

四十九日の法要や年忌法要のお布施の相場

四十九日の法要や年忌法要のお布施の相場は、葬儀一式のお布施の1/10程度と言われています。

一般的には3~5万円程ですが、自宅に来てもらった際は「お車代」を、法要後の会食を僧侶が辞退した場合は「お膳料」を別に5千円~1万円程で用意することが多いです。

お布施の渡し方

昔はお布施を奉書紙で包んで渡しましたが、近年では水引無しで無地の一重白封筒を使用することが多いです。

不幸が重なることを避ける意味合いで、二重の白封筒は使わないようにします。

お布施は読経へのお礼や御本尊へのお供えの意味で渡しますので、基本的には黒白の水引が不要で、表書きも薄墨を使用する必要はありませんが、地域によっては黒白または黄白の水引を用いる場合もあります。

お布施は直接手渡すのではなく、切手盆にのせて袱紗を開いた状態で、僧侶が正面になるように渡します。
また、お車代やお膳料を一緒に渡す場合は、お布施を一番上になるように重ねて渡します。

まとめ

最近ではお寺の住職も気さくな人が増えて、意外と何でも聞けば答えてくれる僧侶も多いです。

じいさんの菩提寺の住職はじいさんと同年代ということもあり、よく話をするのですが距離を感じないで何でも相談に乗ってくれます。法事やお彼岸、お盆など僧侶と接する機会に気軽に話しかけてみてはどうでしょうか。

逆に菩提寺の住職と気が合わない、人柄が好きになれないようなら、今後の付き合いも含めて再考の必要があるかも知れませんね。

もしこの記事が誰かの役に立てば幸いです。