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【メリット・デメリット】工場ワークってどう?

2021年1月19日

ども まことじいさんです。

事務仕事や営業などの仕事が合わないと感じる人は、工場ワークに向いているかも知れませんね。

じいさんは今まで派遣や契約社員、正社員としていくつかの工場で働いた経験がありまして、今現在は自動車関連の二次下請けの自動車部品製造工場で正社員として働いてます。

今の会社に入社したのは、じいさんが48歳の時で、金属加工の経験はゼロの状態でした。

元々は飲食業界で長く働いていたのですが、正直言って工場ワークは労働環境の面では飲食業界よりずっと良かったです。

キチンと残業代も払ってくれますし、週休二日で有休もしっかり消化できます。

今はどうか分かりませんが、じいさんが飲食業界で働いていた頃の飲食業の労働環境は、今でいうブラック企業よりも劣悪な労働環境でした。

月間労働時間が、400時間を超えることも珍しくなかったので、じいさんも何度か過労で救急搬送されるほどでした。

ですので、初めて工場で働いた時は天国かと思うほど有難く感じました。

今日は、じいさんの経験した工場ワークについて、話したいと思います。

下に製造業の平均賃金調査の結果へのリンクを貼っておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

製造業求人情報サイト『工場ワークス』 2020年12月度 製造業平均賃金調査

食品メーカー

大手食品メーカー

大手食品メーカーでは正社員の採用は、ほとんどが理系の大学・大学院卒の幹部候補生に限られていて、それ以外の中途の正規採用は見込みがないのが現状です。

工場で製造工程を担っているのは基本的にパート・アルバイトまたは派遣社員です。

その中で若手の優秀な人間を直接契約の契約社員にして現場を仕切らせている感じです。

中小食品メーカー

中小の食品メーカーは、逆に正社員が不足しているところが多いため、30代や経験者なら40代でも正社員として採用される可能性があります。

もちろんパート・アルバイトの募集もしているところが多いので、採用の可能性は高いと思われます。

食品メーカーで働くメリット

食品メーカーは、何かあった時に保健所に提出するために、ロットごとにサンプルを必ず一定期間冷凍保存しています。

食品は基本的にあまり長期保存が出来ないので、過剰在庫になった場合は最終的には廃棄処分されます。

事業系の廃棄物は、回収費用が高く出来るだけ廃棄量を減らしたいので、従業員は社内販売などで、食品として問題ない物を超格安で買うことが出来ます。

また、衛生管理に関しては非常にシビアな業種であるため、製造現場は温度管理されており比較的労働環境は良いところが多いです。

屋外で作業する業種と比べれば、熱中症などのリスクは少ないと思います。

食品メーカーで働くデメリット

食品メーカーは、大手でも他業種に比べて賃金が低い傾向にありますので、中小に至っては言うまでもありません。

特にパート・アルバイトは地域の最低賃金に近いので、時給だけ考えればむしろ派遣の方が良いくらいです。

ただ、食品メーカーは繁忙期と閑散期がはっきりしているところが多く、派遣は簡単にきられますので、長期雇用を希望するなら、中小で正規採用を目指す方が良いでしょう。

また中小の食品メーカーは、大手に比べて設備投資が遅れているので、危険を伴う作業環境が残っているところも少なくありません。

自動車関連

自動車関連の工場は大手自動車メーカーと協力会社、自動車部品メーカー(トランスミッションやライトなどに特化したメーカー)に大きく分かれます。

さらに、協力会社の中でも、一次下請けと二次下請け(いわゆる孫請け)に分かれます。

大手自動車メーカー

大手自動車メーカーの場合も、正社員採用は高校・大学の新卒が多いですが、中途採用も無くはありません。

契約社員や期間工などの中から、優秀者を現場作業者として正規採用することも、少ないながらも有るようです。

協力会社

協力会社は、基本的に人手不足なので、常に正社員を募集しているところが多いです。

特に二次下請け会社は、未経験でも正社員採用の可能性が高いです。

自動車部品メーカー

自動車部品メーカーは、正社員採用に関しては大手自動車メーカーと同じ感じです。

ただ、開発技術を持っていれば、中途でも採用されることは多いようです。

自動車関連工場で働くメリット

自動車関連の製造業は、綿密に年間計画を立てていますので、比較的安定しています。

正規雇用であれば仕事を失う可能性は今のところ少ないと思います。

中小でも、機械化が進んでいるので、昔に比べると飛躍的に安全性も上がっています。

また、中小企業では正社員採用に積極的ですので、特にスキルは無いけれど正規雇用を望む人にとってはメリットと言えるかもしれません。

自動車関連工場で働くデメリット

自動車製造業は、景気や為替の変動に大きく影響されますので、大手であっても非正規雇用の場合は、雇用が守られないということが往々にして起こります。

また小規模な事業所では、開放スペースでの作業も多いので、気温の変化に大きく影響を受け易く、熱中症などのリスクも高い場合があります。

協力会社は、大手自動車メーカーへの依存度が非常に高いため、小規模な事業所は景気の影響などで、会社自体の存続の危機になることも有るため注意が必要です。

まとめ

工場での現場作業は肉体労働なので体力的にはキツイですが、単純労働が多いので精神的には比較的楽なことが多いようです。

面接の際に、実際の職場を見せてもらえるところも多いので、労働環境や安全性などに注目してしっかり確認しておけば、入社してから「想定と大きくかけ離れている」というような事は避けられると思います。

今後も、機械化がさらに進行する事が想定される業種ではありますので、将来的には人員が削減される可能性はありますが、今のところは中小企業であれば正規雇用の可能性は高い業種ではあると思います。

経験やスキルがあれば、好待遇で採用されることも多い業界なので、今が狙い目かもしれませんね。

じいさんは40台後半の未経験で今の会社に正規採用してもらいました。

工場の現場作業者で肉体労働なので仕事はそれなりにキツイですし、高収入でもありませんが少なくとも生活に困るようなことはありません。
繁忙期には多少の残業もありますが、きちんと残業手当もつきますし正社員なので年に2回賞与も出ます。

中小企業では正社員の数自体も多くありませんので、特に若い世代であれば将来に向けて必要な資格を取るなどスキルアップしていけば経験に応じて昇進出来るでしょうし、それに伴って収入も増やすことが可能です。

また、定年後も再雇用されることが多いので、定年後も慣れた会社で働くことも可能です。
地道に安定した暮らしを希望される方は、一度検討してみても良い業種だと思います。

もしこの記事が誰かの役に立てば幸いです。