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【初めての喪主】いざという時のために 今できる事

2021年4月22日

ども まことじいさんです。

あなたは大切な家族を見送ることになった時、落ち着いて行動できる自信がありますか?
その時のために、今できることがあります。

じいさんは母を亡くした時に、喪失感と無力感に囚われてうまく行動することが出来ませんでした。
何とか通夜・葬儀に漕ぎつける事は出来たものの、実際は葬儀社の担当者に頼りきりの状態でした。

結果的には、それなりに満足できる形で母を送り出すことが出来ましたが、事前に準備しておけば良かったと後悔していることも沢山あります。

実は、いざという時に必要なことのほとんどは、事前に準備しておくことが出来ます。
かつては、生前に葬儀について考えること自体、縁起が悪いと考えられていました。
しかし現在では『終活』という言葉が、一般的に使われるような時代になっています。

そこで今回は、葬儀について事前に考えておくべき理由や、様々な選択肢について話したいと思います。

事前準備が必要になる理由

すぐに搬送が必要

病院で亡くなった場合、当日か遅くても翌日には自宅、または葬儀社の安置施設にご遺体を搬送しなければなりません。
その時点で葬儀社が決まっていない場合は、慌てて葬儀社を探すか、病院が提携している葬儀社に搬送を依頼することになります。

その葬儀社に搬送だけを担当してもらい、別の葬儀社に通夜・葬儀を依頼することは可能です。
しかし実際のところ、家族を亡くしたばかりの遺族は判断する気力を失っていることが多いため、そういった選択をすることは少なく、搬送を担当した葬儀社にそのまま通夜・葬儀を任せてしまうケースが多いようです。

結果的には、どのような葬儀社か良く分からないまま通夜・葬儀を行うことになるため、後からトラブルになることも少なくありません。

じいさんが母を亡くした時は、母が生前に地元の『出雲殿』という互助会に入っていたため、その『出雲殿』に搬送を依頼しました。
しかしその先のことは全く分からない状態でしたので、搬送中は正直なところ不安でした。
結果的に、大きな安置専用の施設に安置されて、24時間面会可能でしたので、安心したのを覚えています。

しかし、搬送先の安置場所は、葬儀社によって大きく異なります。
じいさんの妹が亡くなった時は、義弟(妹の夫)の意向で、家族葬専門の葬儀社を利用しました。
一日に一家族限定というシステムでしたので、安置から葬儀終了まで貸し切りでしたが、夜間の面会は出来ませんでした。
また大叔母が亡くなった時は、葬儀社の安置施設が貧弱なため、安置から通夜まで面会すら出来ない有様でした。
しかし、事前に内容を把握した上で葬儀社だけでも選んでおけば、こういった不安は感じずに済みます。

急な出費

家族が亡くなり、葬儀を行うとなると、一時的に大きな経済的負担が発生します。
経済的に余裕がある方なら問題ありませんが、家のローンや子供の教育費などで経済的に厳しい状況の場合は、急な出費になるので用意するのが大変になるかもしれません。

じいさんの妹は、国民共済に入っていたので、保険金が支払われたようで、義弟はずいぶん助かったようです。
しかし、何らかの形で事前に資金を準備しておくことが出来れば、いざという時に慌てることもありません。
なお、金銭的な準備に関しては、下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

短時間で決めなければいけないことが多い

一般的に、病院で亡くなった場合は通夜まで2~3日しか時間がありません。
しかしたった二日の間にすべきことは想像以上に多く、通夜・葬儀についても詳細に決めなければなりません。

身内を亡くしたショックの中で、テキパキと行動するのは、なかなか難しい。
じいさんが母を亡くした時は、葬儀について何も分からない状態でしたので、肉体的にも精神的にも、本当に疲弊しました。
この期間に、喪主がしなければならない事については、下記の記事で詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

事前に準備しておける事

上記のような問題に対して、少しでも負担を減らすために、事前に準備しておける事があります。

  • 最低限、複数の葬儀社の資料を取り寄せたり、無料相談会などに参加するなどして、プランや内容を把握した上で、葬儀社だけでも決めておく
  • 可能なら、葬儀内容の一部だけでも決めておく
  • 葬儀費用の準備方法を決めて、資金面の不安を取り除いておく
  • 冠婚葬祭互助会に入会する、または葬儀社の会員になっておく
  • いざという時のために、家族内で役割分担について話し合っておく
  • 葬儀社が決まったら、実際に利用する施設を、自分の目で見ておく

葬儀社だけでも決めておけば、少なくとも搬送についての不安はなくなりますし、事前に搬送先を把握しておけば、その後の連絡も容易になります。

こちらの記事では、喪主の選び方や役割、施主との違いなどについて詳しく紹介されています。
あらかじめ喪主を決めておくだけでも、葬儀の準備が円滑に進みますので、ぜひ一読ください。

事前準備の方法

冠婚葬祭互助会に入会して積み立てを行っておけば、金銭的な準備が可能です。
また、事前相談会の案内なども定期的に行われるので、実際に利用する式場を見学したり、葬儀プランの内容を確認することも出来ます。

ただし、冠婚葬祭互助会には、メリット・デメリットがありますので、複数社から資料を取り寄せて、内容を確認してから入会することを、お勧めします。

現在は、『家族葬』と呼ばれる小規模な一般葬が増えているため、大規模な葬儀に対応できる葬儀社は多くありません。
家の格や社会的地位などの理由から大規模な葬儀を検討されている場合は、多くの施設を所有する大手の冠婚葬祭事業者でないと対応できないことも考えられます。

一方『家族葬』を検討されている方は、家族葬専門の葬儀社の会員になっておいても良いでしょう。
いくつかの地元の葬儀社の資料を取り寄せて、自分の希望に合った一社の会員になっておけば、いろいろな相談も出来ますし、分からないことについて問い合わせることも出来ます。
現在では多くの葬儀社が事前相談会を頻繁に開催していますので、参加してみてはいかがでしょうか。

まとめ

じいさんの妹は、まだ46歳ある日突然に脳出血で亡くなりました。
明日が来ることが当たり前のことではないことを、身をもって思い知らされました。

一般的に、人は実際に問題に直面しないとなかなか行動しないもので、じいさんも同様でした。
そして結果的に、いざ問題に直面した時には、動揺してしまってダメダメでした。

葬儀について、ネットで調べようとすると、出てくるのは葬儀社のホームページばかりです。
じいさんも、妹が亡くなった際に義弟から相談を受けてネットでいろいろ調べました。
結局どの葬儀社のホームページでも、『詳しい内容については、資料を送りますので、そちらで確認してください』となっていて、ざっくりとした内容しか載っていませんでした。
実際に喪主を経験した立場から言えるのは、事前に葬儀社だけでも決めておくことで、いざという時の肉体的・精神的な負担が大幅に減るということです。

じいさんは現在、高齢の父と二人暮らしですが、父が亡くなった時は、母と同様に送り出すことにしています。
万が一、じいさんが先に逝った時の対応も決めてあるので、不安はありません。
葬儀費用についても、互助会の積み立て金と別途用意してある資金で賄えるようにしてあります。

もしあなたに時間が残されているのなら、何か一つだけでも今のうちに考えておくことをお勧めします。

もしこの記事が誰かの役に立てば幸いです。